Q1.熟年離婚って何?                                    
A1.結婚・同居が20年以上の夫婦の離婚です。  
   
 熟年離婚とは、結婚して同居期間が20年以上に及ぶ夫婦の離婚
 を言う。
 
 最近の離婚事件の特徴は、この熟年離婚が急激に増加している
 ことである。平成21年時点で、30年前の6倍である。20年未満の
 離婚が1.7倍であることを考えると、その急増ぶりは突出している。 







 
Q2.なんで熟年離婚が急増したの?                                    
A2.夫婦間での間で生活感の違いが拡大したからです。
 
 熟年離婚の原因をたどると、ほとんどのケースで、「男は仕事、女
 は家庭」という役割分担に対する認識の違いが原因となっている
 場合が多い。
 
 この世代の特徴は、学校では、先進的な男女平等を教えられなが
 ら、現実には家父長 的な家庭で生きてきた。その結果、妻の方
 は、性別役割分業のもとで、「夫の使用人」としての人生を強いられ
 てきた、という認識が強い。そして、この矛盾による葛藤が、ある
 日、突然、配偶者に向けられる場合に、熟年離婚という問題にな
 る。
 
 夫の方は、妻の人格を否定してきた意識などまるでない。やりたい
 ことを我慢して、家族のために頑張って働いてきた。別に性別役割
 分業を強いたことはない。妻が家庭を選んだのだ。
 
 ようやく、仕事から解放され、これから夫婦二人で老後を過ごすつ
 もりだった。離婚を認めることは、自分の生きざまを否定すること
 になるから、離婚は絶対にしない。これが離婚を拒否する夫の言い
 分である。

 どちらも言い分としては、もっともであり、どちらが間違えていると
 か、そういう問題ではない。
 
 

















Q3.熟年離婚って認められるのですか?                                    
A3.東京家裁は、熟年離婚に関しては、離婚を原則としています。

 熟年離婚の原因は、ほとんどの場合、性格の不一致を離婚原因としていま
 す。通常、性格の不一致は離婚原因としては不十分なケースが多いのです
 が、東京家庭裁判所は、熟年夫婦は、離婚原因の有無に関係なく、離婚す
 る方向で和解を勧告しています。

 もちろん、離婚原因がないのに、裁判所が離婚を命ずることはあり得ませ
 んが、東京家庭裁判所の基本的スタンスは、離婚しておくべきでしょう。


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